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企業のサービスや商品を一言で表すことができる「キャッチコピー」。
あなたの印象に残っているキャッチコピーはありますか?
キャッチコピーが印象に残れば、サービスや商品に対しての興味が湧き、ビジネスや販売促進を行う上で大きな意味を持ちます。
消費者の購買意欲は、良い印象があるサービスや商品を無意識に選んでしまう傾向があるとされています。
そのため、印象が強く残るキャッチコピーは、サービスや商品のブランドが確立されやすくなり、競合商品よりも優位に販売促進を行う事が可能です。
そこで本記事では、キャッチコピーの作り方と参考となる企業のキャッチコピーを紹介します。
キャッチコピーは、「言葉+クリエイティブ」を合わせて作成する言葉です。
サービスや商品、企業イメージに大きく関わる部分のため、手を抜くわけにはいきません。
さっそくキャッチコピーを作る上で、重要な3つのポイントを解説します。
まず最初に考えなければならない事、それはターゲットです。
誰に何を伝えるのかを明確にする事で、キャッチコピーの方向性やターゲットにあった言葉を探しやすくなります。
また、ターゲットを設定する上で注意しなければいけない点もあります。
それは「ターゲットの幅をできるだけ広めたい」と、全ての人をターゲットに設定することです。
ターゲットがぼやけてしまうため、情報が正しく伝わらず、結果として誰の心にも刺さらないという可能性が高くなります。
数値的根拠はユーザーに客観性を与える事ができます。
キャッチコピーに客観性が加わる事で、サービスや商品への信憑性が高まり説得力を出す事ができます。
数値的根拠は積極的に取り入れる事をおすすめしますが、思わぬ落とし穴も存在します。
万が一数値的根拠が誤っていた場合、客観性が無くなりサービスや商品への信頼が無くなってしまうことです。
数字を用いる場合は、根拠となる部分をしっかりと確認してからキャッチコピーに加えましょう。
キャッチコピーを考える場合、サービスや商品の特徴だけを並べてしまいがちですが、それではありふれたコピーとなって、競合を出し抜くことはできません。
ユーザーはそのサービスや商品を選ぶと、どのようなメリットが得られるのかを考え、行動に移す傾向があります。
そこで重要になるのが「ベネフィット」です。
サービスや商品を利用する事で、ユーザーに利益(悩みの解消や問題解決)が見込めるとイメージさせる事が重要になります。
単に特徴を並べるだけのキャッチコピーでは、そのサービスや商品の魅力は伝わりません。
いかにしてユーザーがベネフィットを感じるキャッチコピーを考えられるかがポイントです。
多くの企業から、とくに印象に残るキャッチコピーの事例を7つ紹介します。
仕事でキャッチコピーを考える方や、事業・会社立ち上げを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「あなたと、コンビに、ファミリーマート」
これはいわずと知れたコンビニの中で、最も有名なキャッチコピーといえるでしょう。
お客さまの気持ちに一番近い、なくてはならない「コンビに」になるというメッセージが込められています。
そのメッセージ性の強いキャッチコピーと、忘れることのできない曲調から、一度は口ずさんだことのある方が多いのではないでしょうか。
また、「コンビニ」を「コンビに」に変更することで、お客さまもファミリーマートにより親近感を感じることができます。
お客さまの心の隙間に寄り添った印象深いキャッチコピーといえるでしょう。
「地球上で最大級の品揃え」
これは、通販利用者なら誰もが知っている大手通販会社アマゾンのキャッチコピーです。
今やECサイトは数多く存在し、その競争もここ数年で激化しています。
その激化の中、勝ち残っている通販の先駆者アマゾンだからこそ、納得できる強気のキャッチコピーになっています。
「地球上で最も豊富な品揃え」という意味に取れるキャッチコピーは、そのECサイトを利用すれば何でも手に入るというユーザーへのベネフィットが込められています。
ECサイトを利用するユーザーには、心に刺さるキャッチコピーだといえるでしょう。
「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!」
稲葉製作所が作るイナバ物置のキャッチコピーです。
CMでは、100人の人が物置の上に乗ってこのメッセージを流していたので、インパクトのあるその映像とキャッチコピーで思い出す人が多いでしょう。
イナバ物置は「丈夫であることにこだわり、お客さまにいつまでも快適に使っていただきたい」という願いを込めて、このキャッチコピーを採用しました。
お客さまにとても分かりやすく、100人という数値的根拠も相まってインパクトのあるキャッチコピーとなっています。
「おねだん以上、ニトリ」
リーズナブルなインテリアを中心に取り揃えたニトリのキャッチコピーです。
その安さから新生活を始める若者や、ファミリー層に大人気の家具屋として確立。
ただし、安いということから、家具の質が問われるのも事実です。
そこで、「ニトリで扱っている商品の一つひとつが、品質・機能のすべてにおいてお値段以上の価値がある」という意味を込めて、このキャッチコピーが作られました。
すべてのお客さまが安心して質の良いお買い物ができるという、購買意欲をかきたてるキャッチコピーだといえるでしょう。
「結果にコミットする」
マンツーマントレーニングジム、ライザップのキャッチコピーです。
「必ずお客さまの叶えたい身体に向けて、結果にコミットすること」という意思表明を示しています。
ダイエッターの悩みの一つに「結果が出ない」というものが大きく関係しているので、このメッセージは心に刺さるベネフィットが伝わりやすいキャッチコピーといえるでしょう。
ライザップはキャッチコピーの他にも、ポジショニング戦略をうまく活用している企業でもあります。
さまざまな角度からのマーケティング戦略が参考になる企業といえるでしょう。
「そうだ 京都、いこう。」
東海旅客鉄道(JR東海)が1993年から展開している京都観光キャンペーンのキャッチコピーです。
周りの人が「そうだ」というと、その文脈関係なしに「京都、いこう。」と続けてしまう人も多いのではないでしょうか。
このキャッチコピーは、京都の四季折々の風景に興味を持った私たちの心を捉え、外国人観光客にも大きな魅力を伝えるきっかけとなったことでしょう。
旅行業界に激震を与えたキャッチコピー、それが「そうだ 京都、いこう。」です。
「綺麗なお姉さんは好きですか?」
パナソニックが女性向け美容家電商品のキャンペーンのときに作成したキャッチコピーです。
一見男性に向けたメッセージのように思えるこのキャッチコピー。
実は、「男性は綺麗な女性が好きなんだ」ということを女性に向けて再認識させる戦略が隠されています。
「パナソニックの美容電化製品を使えば、綺麗なお姉さんになれますよ」とさりげないメッセージが込められた、非常に効果的なキャッチコピーとなっています。
次は、耳馴染みのあるCMのキャッチコピーをご紹介します。
企業の認知度を高めたり、イメージ戦略に使われたりと目的はさまざまです。
これは、半導体素子メーカー、インテルのキャッチコピーです。
1990年代、日本の法人であるインテル株式会社から発信されたキャッチコピーで、CMにて何度も流れたことがあるので、今も耳に残っている方が多いでしょう。
これは、コスモ石油が「お客さま一人ひとりにご満足いただけるサービスや商品を、提供できるように日々努力をしていく」という想いを込めたキャッチコピーです。
CMで流れたことがあるので、印象深く残っている方も多いでしょう。
2018年もさまざまなキャッチコピーが企業から発信されています。
その中でもとくに印象深いキャッチコピーを紹介します。
「キミが光る未来はどこだ。」
マイナビワークスが運営する新卒採用サイトの学生新卒求人者に向けて発信したキャッチコピーです。
2018年10月に公開した交通広告ビジュアルには、どこでもドアから黒島結菜さんをのぞくドラえもんが印象的でインパクトがあります。
就活生が自分の未来へと進んでいく事を見守りつつも、応援している様子が考え深く、ビジュアルともに印象に残るキャッチコピーです。
サービスや商品、企業の印象を大きく左右するキャッチコピー。
今回ご紹介した企業のキャッチコピーを見るとわかるように、難しいワードを使用したり、凝りすぎて意味深なコピーになっていないことが、お分かり頂けたでしょう。
また、有名なキャッチコピーの共通点には、その企業のコンセプトや想い、印象がダイレクトにお客さまへ届いています。
もちろんキャッチコピーだけがしっかりあっても、中身のないサービスや商品を開発していてはまったく意味がありません。
ユーザーのニーズに合わせたサービスや商品があった上でキャッチコピーが有効だということを肝に銘じておきましょう。
一言で企業の想いを伝える技術、それがキャッチコピーです。
ぜひ今後の企業戦略として参考にされてください。
今回はキャッチコピーについてご紹介しました!
・キャッチコピーで商品とサービスの印象がつく
・ベネフィットをイメージさせる事が重要
・企業のキャッチコピーを参考にする事が勉強に繋がる
以上3点を心がけて、印象に残るキャッチコピーをつくってみましょう!